Googleアルゴリズムにおけるアップデートまとめ②においては、あまり知られていない特殊なものが多いかもしれませんが、いずれにしてもサイト運営における大事なアップデート情報です。
ペイデイローンアップデート
悪質なスパムSEOが多く見られる検索クエリやWebサイトに対してピンポイントで取り締まりを強化するアップデートです。
既に2013年中旬から始まり、
2014年5月「ペイデイローンアップデート2.0」(検索クエリに対する取り締まり)
2014年6月「ペイデイローンアップデート3.0」(Webサイトに対する取り締まり)
と複数回にわたり行われています。
WebからのCVを多く見込めるサービス業などのサイトが影響を受けることになると思います。
具体的にどのようなキーワードが対象となってくるのかはわかっていませんが、情報商材やアダルト関連の
キーワードで対策をしているサイトの場合やアフィリエイトサイトの運営者は、Googleの品質ガイドラインに違反していないか十分に注意した方がよいでしょう。
ページレイアウトアルゴリズム
サイトにおけるファーストビュー(サイトを開いた際にスクロールしないで一番最初に見える画面)において、過大な広告がある場合に、そのサイトの評価を下げるアップデートです。
具体的に気をつけなければならいのは
- メインコンテンツよりも大きな広告が上部に表示されている場合
- メインコンテンツよりも早く読み込む広告
- 過剰な量の広告枠
Googleは検索ユーザーの視覚的観点から見た際のユーザビリティにも評価を下すようになってきました。
ユーザーが本来求めていない情報(広告)を表示させることはいいことではありません。
アフィリエイトサイトなどは特に注意が必要になるかと思います。
パイレーツアップデート
著作権違反を犯しているサイトを取り締まるアップデートです。
主に対象となるのは、音楽、映画などの無料ダウンロードサイトや無断コンテンツ登用をしたサイトの場合です。
著作権違法に違反していることを数多く申告されているサイトの場合、順位を下げる措置を取っているようです。
また、違反申告の多い検索クエリにおいては検索窓の下部に正規のライセンスを受けたサイトへのリンクが表示されるようになります。
近年では、サイトに限らず多くの場で著作権法が騒がれている時代ですので、多くの情報を誰でも発信できるインターネット上では特に気をつかわなければいけない問題です。
ドメインダイバーシティアルゴリズム
2013年5月に発表された、検索結果上において、同じドメインからの結果ばかりになり偏ることを防ぐためのアップデート。
多種多様なサイトを表示させた方がユーザーにとっては様々な情報を取得できるようになるというGoogleの考えです。
検索結果の1ページ目では同じドメインばかりが表示されるようにはしていなかったそうですが、このアルゴリズム変動により、2ページ目以降でもなるべく表示させないようにしています。
まとめ
Googleはユーザーにとってどうあるべきか、どうなれば使いやすいか、ということを様々な観点から日々改善を繰り返しています。
今回、紹介したアップデートに関しても、いずれもユーザー目線を第一に置いたアルゴリズム変動であることは間違いないです。
最近、特にGoogleからのこういった細かな更新が頻繁に繰り返されていますし、これからも新しいアップデートは多く出てくるでしょう。
Webマスターの方々は特に、日々発信される情報にアンテナをはり、健全なサイト運営をより心がけていくことが重要になってくると思います。