Googleの検索アルゴリズムにおけるアップデートでは、ペンギンアップデートとパンダアップデートが有名ですが、その他にも検索結果に影響するアップデートが存在します。
主に大事なものまとめて紹介したいと思います。
ペンギンアップデート
多くの方がよくご存知であると思います。
主にスパムとみられる被リンクを取り締まるアップデートです。
2014年10月にGoogleから公式に「ペンギンアップデート3.0」を実施すると発表があったことでも話題になりました。
被リンクはGoogleによるサイト評価基準として大きく影響しますが、今後はナチュラルリンク以外の被リンクはどんどん排他されていくでしょう。
2015年1月現在でも「ペンギンアップデート3.0」は更新中と言われています。
パンダアップデート
こちらも多くの方が耳にしたことがあると思います。
ペンギンアップデートとは違い、サイト内のコンテンツを評価し、ユーザーにとって意味のない低質コンテンツを取り締まるものです。
主に厳しく評価される対象となるのは下記です。
・重複コンテンツ
(外部サイトより内容をコピーしただけのコンテンツ)
・広告が際立つコンテンツ
(ユーザーが見たいコンテンツの内容よりも、広告が大きなウェイトを締めている)
・中身の無いコンテンツ
(文章として成り立っていないページや、テキスト等の内容が全くないページなど)
ユーザーにとって意味の無いコンテンツが存在する場合、Googleは厳しい評価を下します。
ハミングバードアップデート
特に会話型検索で発生するような、長い検索クエリにおいてより適切な検索結果を提示できるようにするような働きをもつようになるアップデートです。
従来のGoogleはクエリに含まれた特定のワードに着目して関連する検索結果を返していましたが、クエリ全体の意味を汲み取って検索結果を返すようになりました。
つまり、キーワードのみではなく、意味的に関連性が高いウェブページは検索結果が高いものとして表示するようになっています。
最近では音声などによる検索も流行になってきていますので、今後更に会話による検索精度を上げていくと思われます。
ベニスアップデート
検索者の位置情報に合わせて検索結果を表示させるアルゴリズムアップデート。
純粋に、今いる地域に合わせて検索結果の順位を変動させていくアルゴリズムです。
例えば池袋で「病院」と調べた際に、現在地周辺にある病院が優先して検索結果の上位に表示されてきます。
このように地域に密着したお店や施設が恩恵を受けることが多くなります。
つまり、サイト運営者の方々は地域情報(住所や近くの駅名など)をサイト内に明記していくことでこのアルゴリズムを優位に利用することができるでしょう。
ピジョンアップデート
ローカル検索における検索結果のクオリティ強化を目的としたアップデートです。
地域に依存したサイトに関しては広く影響を受けることになります。
ベニスアップデートと似ていますが、ピジョンアップデートは地域に関連する検索結果全体の品質向上を図ったものです。
つまり、順位だけではなく、検索結果上の地図やローカル検索結果枠も含めて、よりユーザーの意図する情報を返そうとするためのアルゴリズム改善になります。
現在、日本語検索でのアップデートはまだ確認されていません。