前回の記事に引き続き、今回はオーガニック検索キーワードの解析における改善案のまとめです。
最終的には、ページ解析の改善案と兼ね合わせながら解析を進めていくと良いでしょう。
改善が必要な重要キーワードの洗い出し方
まず、基礎的な部分ですがサイトにどんなキーワードでお客さんが入ってきているのかを確認する必要があります。
Google Analytics左側メニューの
"集客→キャンペーン→オーガニック検索"
で流入キーワードを確認してみましょう。
想定されるキーワードは主に以下の3つの分類になるかと思います。
■ブランドキーワード
・・・サイトや会社を知っている人が、そのままの名前で調べてくる場合
■知りたいキーワード
・・・「◯◯+方法」や「◯◯+直し方」などの、知識を欲している場合
■CV意欲の高いキーワード
・・・「◯◯+格安」や「◯◯+東京」などの、比較的CVに繋がる意志が見える場合
以上の分類をまず目安として自社の流入キーワードを見ていくといいでしょう。
その上でまず、
サイトの目的を改めて見なおしてみてください。
通販であれば、商品の購入。会社紹介であれば、自社の広報。など様々かと思います。
今流入しているキーワードの中でサイト上一番目的としているキーワードはどのくらいの割合でしょうか?
もし、ずれているのであれば以下の方法を実践してみてください。
キーワードから見える改善方法
1,目的としたキーワード挿入の比率が低い
集客させたいキーワードがサイト内に少ない場合には、流入ユーザーからの検索にまず引っかからないという問題があります。
サイト内の各ページには、それぞれのテーマ(お問い合わせ、商品紹介等)があるかと思います。
そのページのテキスト上で本当に目的としたいキーワード比率が一番上位に来ているか確認しましょう。(
キーワード出現率ツールで確認できます)
しかしながら、一番注意しなければならないのは、
キーワードを無理矢理詰め込みすぎて、日本語としての構成がおかしくなってきてしまうことです。
日本語が不自然であれば、当然ユーザーにとって読みづらいページだと判断され離脱を招く結果になってしまいます。
あくまで自然に、しつこくなりすぎない文章を意識しましょう。
2,メタタグに目的のキーワードが入っているか?
前回の記事で紹介したページ解析における問題点と内容が重複してしまうところがありますが、まず、お客さんからのオーガニック検索による流入はtitleタグ、descriptionタグに大きく左右されます。
目的に沿ったキーワードがユーザーにとって目立つように入っているのかを確認しましょう。
他にもkeywordタグやh1タグも対策したいキーワードでしっかり記載するようにしましょう。(あまりSEO的な効果は期待できないかもしれませんが・・・)
獲得したい顧客像をしっかりと見極める
自社サイトに流入してきて欲しいユーザーがどんな人なのかをまず仮説をたてる必要が有ります。
俗にいうペルソナ分析というものです。
年齢層、性別、職業等からまずは架空のモデルユーザーを何パターンも作ってみて、どんなキーワードでどんな調べ方をしてくるのかを想定してみましょう。
これがなければ、スタートから方向性を間違えてしまうことになりかねません。
まとめ
2記事にてページとキーワードの解析における改善マニュアルを紹介しましたが、あくまで基礎的な内容であり、尚且つ地道な作業を要するものになります。
しかし、数字は正直です。
解析データから見えてくる課題の原因は思いの外多いですし、こういった改善を繰り返ししっかり行えるサイトはやはり結果も着いてきます。
解析データを眺めているだけでそこから先が見えなかった方は、この記事を少しでも参考にしてみてください。