【事業内容】
【コラム】
2016,8/24
コンテンツマーケティングを行う上で、ただやみくもにコンテンツを作っているだけでは、思うような成果を上げることはできません。
よくある失敗例からコンテンツの考え方を紐解き、本当にお客様に求められるコンテンツとは何かを解説します。
まずコンテンツマーケティングを行う上で陥りがちな5つの失敗パターンについて解説します。
ユーザーにとって有益な情報を提供するという点に着目せず、サイト運営者がユーザーにアピールしたい部分を自社目線で判断しコンテンツを載せている場合があります。
ユーザーが求めているのかも分からない情報をやみくもに載せていくだけでは、サイト集客はおろか、顧客離れが進み、運用の効率も非常に悪くなってしまうでしょう。
自社のビジネスを成功させたい一心でコンテンツマーケティングを行うことも大事ですが、これが原因でなかなか思うような効果が得られていないサイトが非常に多いのが現実です。
今の流行や話題性のみでコンテンツマーケティングを始めてしまうと、そのトレンドの動向によって効果が大きく左右されてしまい、結果として不安定なものになってしまいます。
ブログやSNSの投稿でこういった内容を載せていくのは非常に有用ですが、コンテンツマーケティングにおいては、ユーザーが継続的にアクセスし続けるコンテンツを生み出していく必要があります。
たとえユーザーにとって有益な情報を提供できたとしても、そこでただ「良かった」という感想だけで終わってしまうコンテンツは、ユーザーとの関係継続が見込めません。
その後、ユーザーがアクションを起こしてくれることを目的とする必要があります。
コンテンツマーケティングにおいてのターゲット設定は、非常に重要なポイントになります。
テーマの範囲を広くしすぎると、他社のコンテンツに埋もれてしまい効果が出るまでに多くの時間を有してしまうことがあります。
また、逆にピンポイントにしすぎて全くユーザーが来ないという状況に陥ってしまうこともあるため、ある程度集客を見込めるコンテンツを考えバランスを取ることが大事です。
では、上記のような失敗例に陥らぬよう、どのような考えを持ち、どういった対策すれば良いのでしょうか。
一つずつ解説します
自社のアピールよりも先に、コンテンツの読み手であるユーザーの気持ちになることが重要です。
これには、以前にも記事で上げたマーケティングターゲットを考える際のペルソナ分析を活用する方法が望ましいでしょう。
ユーザーは基本的に売り込みされることを嫌います。
簡単なことですが、自慢や宣伝的な表現が多いサイトを見た際に、自分ならどう思うかを考えてみると、ユーザーの気持ちが理解しやすいと思います。
加えて、アクセス解析を通した数字を元に分析することも重要です。
一般的にはGoogle Analyticsが解析ツールとしては最も活用しやすいのではないかと思います。
どのページがよく見られているのか、どのページで離脱してしまうのか、どういったリンクがクリックされているのか、どのようにCVに繋がったのか等を事細かく分析し、ユーザーの求めている情報を解析データから読み取っていくことで、作るコンテンツも変わってくるでしょう。
コンテンツを考える前にそのトレンドの動向や変動する可能性、変動パターンまで十分に推測する必要があります。
一過性のテーマになってしまう場合、後々意味のないコンテンツばかりがサイトに蓄積していってしまうことになりかねません。
トレンドだけに乗っかってコンテンツを作成するのではなく、ユーザーが常に求め続ける要素も同時に追求していくべきでしょう。
そのコンテンツを見たユーザーをどのような気持ちにしたいか、次に何をしてほしいか等、様々なパターンを想像し、そこに導けるような設計をする事が重要です。
例えば、リンクの導線設計の見直しや、見辛い色や文章のフォントを使っていないか、いかにお問い合わせに繋がりやすい構成になっているか等の細かい部分も見直していく必要があるでしょう。
作成するコンテンツテーマに対して、どのくらいの検索ボリュームがあるのかを考え設定していく必要があります。
基本的にはキーワードツールを活用し、ターゲットユーザーの検索ボリュームに合わせた範囲設定を行う事が対策として挙げられます。
ターゲット範囲の設定が難しい場合は範囲をやや狭く始めて、徐々に対象ターゲットの領域を増やしていくという方法が有効な手段です。
コンテンツマーケティングで十分な効果を引き出すためには、コンテンツを作成する以前にユーザーの需要や行動など、様々な可能性を推測しなければならず、加えてその後の効果検証を繰り返していくことも非常に重要になります。 この下準備をしっかり行うのと行わないのでは、コンテンツマーケティングの成果に天と地ほどの差が出てくるでしょう。